当院で行う検査
当院で行う検査

正確な診断のためには、症状の問診・診察だけでなく、必要に応じた検査が重要な役割を果たします。当院では、院内でできる各種検査を整備し、診断・治療方針をご説明できる体制を整えています。お子さまへの負担をできる限り少なくしながら、必要な情報を得られるよう努めています。
当院では、すべての症状に対して検査を行うわけではありません。問診と診察をもとに、検査が診断に役立つと判断した場合に実施します。乳幼児は採血や検査に対して強い恐怖や不安を感じることがあります。お子さまの年齢・症状・状態を考慮し、「本当に必要な検査を、適切なタイミングで行う」ことを大切にしています。検査の内容・目的・結果の見方については、受診の際にわかりやすくご説明します。疑問点はどうぞ遠慮なくお申し付けください。
当院では、以下の迅速検査を院内で実施しています。いずれも検体を採取してから数分〜15分程度で結果が得られ、受診当日に診断の参考とすることができます。
鼻の奥(鼻咽頭)を綿棒でぬぐって採取した検体を使い、インフルエンザウイルスの抗原(ウイルスの一部)を検出する検査です。A型・B型の区別が可能です。発症から12〜24時間以内は偽陰性(実際にはウイルスがいるのに陰性と出る)となる場合があるため、発症早期の場合は症状と総合して判断します。
鼻咽頭または鼻腔の綿棒ぬぐい液を使い、新型コロナウイルスの抗原を検出する検査です。インフルエンザ検査との同時検査(コンボ検査)も対応しています。発症からの時間が短い場合は感度が低下することがあります。
鼻腔ぬぐい液を使い、RSウイルスの抗原を検出する検査です。特に乳幼児(生後6か月以内)の発熱・咳で重症化リスクがある場合に実施することがあります。
乳幼児の咳・発熱で気管支炎・肺炎が疑われる場合に実施することがあります。春から初夏にかけて流行しやすいウイルスです。
のどをぬぐって採取した検体を使い、A群溶血性連鎖球菌(溶連菌)の抗原を検出する検査です。のどの強い痛み・発熱・発疹がある場合などに実施します。陽性の場合は抗菌薬による治療が必要です。
のどのぬぐい液を使い、アデノウイルスの抗原を検出する検査です。高熱・目の充血・のどの赤みが続く場合などに実施します。
指先からの少量の血液で検査することができます。
発熱が続いている時などに検査し、炎症の程度などを評価することができます。
発熱原因の精査(尿路感染症の確認)や健診時などに実施します。尿中の白血球・潜血・蛋白・糖などを調べます。乳幼児の採尿には採尿パックを使用します。
アレルギーが疑われる場合、血液検査で特異的IgE抗体を測定することで、どのアレルゲン(原因物質)に対して感作されているかを調べることができます。食物アレルギーが疑われる場合の原因食品の特定や、アレルギー性鼻炎の原因(スギ・ダニなど)の確認などに使用します。血液検査の結果は感作の有無を示すものであり、陽性イコール「その食品を食べられない」ということではありません。検査結果は必ず症状と合わせて医師が総合的に評価します。当院ではそのほか、皮膚テストや食物経口負荷試験の準備もしていきます。
生後6か月より斜視や弱視などの眼の異常をチェックすることができます。暗い部屋でカメラを見るだけで痛みも伴わず検査できます。当院では7か月健診、5歳健診ではルーチンで行っています。それ以外でも希望のかたは自費にはなりますが生後6か月以上であればいつでも検査できますのでご相談ください。
指先にクリップのような器具を当てるだけで、血液中の酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を痛みなく測定できます。気管支ぜんそくの発作・肺炎・RSウイルス感染症など、呼吸状態の評価が必要な場合に使用します。正常値は95〜100%程度で、95%を下回る場合は呼吸状態の悪化が疑われ、早めの対応が必要です。
当院の院内検査で対応できない場合や、より詳細な検査が必要と判断した場合は、川崎市内の基幹病院や検査センターへのご紹介・検体の外部委託を行います。CT・MRI検査が必要な場合も、適切な医療機関へご紹介します。
当院では、お子さまの体への負担を最小限にしながら、必要な検査を適切なタイミングで実施することを心がけています。「なぜこの検査をするのか」「結果をどう読めばよいか」について、保護者の方が納得して帰宅できるよう丁寧にご説明します。検査についてのご不明点やご不安がございましたら、遠慮なくご相談ください。
TOP